子ども3人と母親が、23日に東京・品川区の住宅で亡くなっていた事件で、搬送された父親の首にも切り傷があったことが判明した。
死亡が確認されたのは、この家に住む、母親の高波冬美(37)さん、娘の後藤鈴ちゃん(6)、玲ちゃん(3)、息子の信くん(2)の4人。
捜査関係者によると、亡くなった4人には首や胸などに刃物による複数の傷があったということで、こうした状況から警視庁は24日、現場検証とともに、殺人の疑いでこの住宅の家宅捜索。
発見された際、住宅1階の布団のうえに、鈴ちゃん、玲ちゃん、信くん、それに父親。冬美さんは、その部屋の出入り口付近に倒れていた。
亡くなった4人の死因はわかっていませんが、失血死の疑いがあるということです。さらに、搬送された父親の首には、自分でつけた可能性がある刃物による切り傷があり、
現場の住宅はドアや窓が施錠されていて、第三者が侵入した跡はなく、凶器とみられる刃物が室内から見つかっている。
警視庁は、父親の回復を待って詳しい経緯や当時の状況について話を聞くとともに、25日に司法解剖をして、4人の死因についても調べる方針だ。
現在はまだ離婚に至る経緯は判明していないが、父親からの情報をもとに捜査が進むことになるだろう。
家庭内には外からはわからない事情も多くあるが、共同親権の広がりを見せた時に今回のようなケースが出る可能性もある。
被害者とご遺族の方々へご冥福をお祈りいたします。